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<心臓手術>大動脈のつなぎ直し手術成功 岩手医大が国内初(毎日新聞)

 岩手医科大学付属病院循環器医療センター(盛岡市)は19日、心臓の左心室と右心室の位置が逆になった「修正大血管転位症」の患者に、心臓から全身に血液を送る大動脈をつなぎ直す手術を施し、国内で初めて成功したと発表した。世界的にも成功例の報告は9例しかないという。

 同センターによると、患者は青森県在住の7歳男児で、今月6日に退院した。修正大血管転位症は左心室と右心室の位置が逆になり、両室の壁に穴が開いた先天性の病気。血液は本来、右心室から肺動脈、押し出す力の強い左心室から大動脈を伝って全身に流れる。しかし、同症の患者は力の弱い右心室が全身に血液を送るため、将来的に心機能が低下する恐れがあるという。

 手術は昨年12月1日に約9時間かけて施され、大動脈を弁ごと右心室から切り取り、本来の左心室側に付け直した。二階堂法といわれる手術で、通常は大動脈が左右逆の心室に付いた「完全大血管転位症」の患者に用いられるという。男児の場合は、肺動脈弁が小さく、従来の手法は難しいと判断された。

 執刀した猪飼秋夫准教授(心臓血管外科学)は「大動脈など心臓からの出口に疾患を抱える患者に二階堂法を応用できることを示せた」と話した。【山口圭一】

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